MESSAGE会社を知る
いま、これを読んでくれている学生のみなさんは「美容ディーラー業」が何をしている企業か具体的にイメージできるでしょうか。
元々は、美容室で使う薬剤や機器、物販商品などをメーカーから仕入れて販売する「販売代理店」の役割を果たしていました。営業や流通の仕組みは現場で活躍する社員の記事に説明を任せるとして、私はその役割を通した使命と未来についてご説明します。
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「美容ディーラー」ってどんな仕事?
美容ディーラーは
「成長支援業」美容室は技術や知識を“価値”として提供し、対価をいただくビジネスです。業界の成熟に伴ってメーカーさんが開発する商品は進化し、商品を仕入れるのに技術のレベルアップも必要とするものが多くなっていきました。
そこで、私たち「販売代理店」も、美容師さんのレベルアップのお手伝いをする「教育」の役割を担うようになりました。商品や技術のレクチャーだけではなく、人材育成のお手伝いや経営セミナーなど、美容室全般の成長を支える役割です。
私たちミツイでは、これを「成長支援業」として、事業ドメインの重要な位置づけとして捉えています。 -
ミツイってここが強い!
仲間と長所をかけ合わせて
「1+1」を“3以上“にしていく「成長支援業」とは、今日商品を購入していただくことを、長いお付き合いの第一歩にする。それを積み重ね追求する企業でありたいということです。
ですので、ミツイは「永続的に美しく、豊かな未来を」というビジョンを掲げています。
「美しく」とは、“一流で一番を目指す”ということです。一番を目指すために何をやってもいいというのではなく、正々堂々と美しい仕事の仕方にこだわります。販売代理店というと、売り上げのノルマを課せられ競い合うイメージがあると思います。もちろん、その方が短い時間で効率よく業績を上げられるのですが……。競争は時に、「美しい仕事」というビジョンと両立が難しくなります。
そこで、私たちは「ユニット制」で目標を追いかけます。営業でありながら個人でノルマをこなすのではなく、チームで目標と課題を共有します。
ユニット制では、それぞれの個性や得意分野を持ち寄りながらキャリアによらずに業績に貢献することが可能です。1年目社員は10年目社員に営業スキルや専門知識は敵いませんが、つい先日まで「お客さま」だったという強みがありますよね。すでに得意なことがあるかもしれません。
できないことに目を向けるのではなく、できることから取り組んでいく。そして成長を経て、一人一人の長所の相乗効果で「1+1」が2ではなく、3、3.5……と展開できる組織が理想ですね。 -
ミツイならこんな人になれる
“人”に支えられ、
自己成長を実感できる人にビジョンに掲げる2つ目のキーワード、「豊かさ」とはどういうことでしょうか。
私もつい最近までは「会社がどれだけの豊かさを社員に与えられるか」を考えていました。ですが、次第に自分自身の豊かさに気づける人になってほしいと思うようになりました。満たされるのをただ待つのではなく、自分にとっての豊かさに気づき、自ら生み出していける人が本当に「豊か」なのかなと。
ですので、成長実感を得られる体験を提供するのが、真に会社が“与える”べきものだと思います。個人で目標は追わないし、今商品を売ることより長いお付き合いを……と言いましたが、商品を販売してお金をいただくディーラー業にとって「売れた!」という喜びは大切だとも思っています。これが、自己成長力です。
また、ミツイでは基本の評価と別に、表彰制度があります。チーム、個人、新人賞など3部門があるのですが、いい成績を収めた上で「周りにどんないい影響を与えたか」を基準にジャッジし、選出。表彰は年に一度、関係者を招いた政策発表の際に発表します。
壇上に上がると、みんな「取らせてもらった」とお礼を言うんです。一年がんばって良い成績を収められたのは、お世話になったみなさんのおかげだと、壇上からの景色を見て気づくことができるのでしょう。
自分が「がんばった」と認められる力と、周りへの感謝。これをともに育てられる行事として定着しています。
また、取引先のみなさんがとてもあたたかくて。「自分の担当の◯◯さんはがんばっているから賞を獲らせてあげたい」と言ってくださる方もいるほどです。
社内だけでなく、こういった“人”の力に支えていただけているのも、ミツイの大きな魅力だと自負しています。 -
どんな人にきてほしい?
「人に喜んでもらう楽しさ」を
分かち合える人に!学生さんに伝えたいのは、これからますます“誰と働くか”が大事な時代になってくるということです。冒頭に話したように、美容ディーラーの役割1つとっても「これまで/現在」と大きく様変わりしました。
“何を売るか”は時代とともに変わっていくでしょう。
しかし、人と人が関わる仕事において「相手に喜んでほしい」と思う気持ちをもち、それで自分も喜びを得られる人が成長できるという点は変わらないと思います。DX化やAIの開発が進むほど、人間に求められるのはそういう部分だと思うんですね。
僕自身、バイクとサーフィンに熱中していた美容とは縁遠い若者だったのに、この世界に飛び込んだのは、「人」の縁でした。それから約40年。時代も業界も大きく変化しましたが、お客さまや社員に喜んでもらうことが楽しいという気持ちは変わりません。
スキルは磨けばいい。できることをひとつずつ増やせばいい。一人でも多くの人にとって「ミツイに出会ってよかった」と思ってもらえる、そんな会社でありたいし、そう思ってくれる人と、これからも歩いていきたいですね。