STORY人を知る
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営業とは
ディーラー営業とは
"聞き出す"仕事
“営業マン“というと、高いコミュニケーション能力が必要な職種というイメージがあるでしょう。学生時代から人と話すのが得意で、常に話題の中心にいるような体育会系の人が向いているような固定観念もあるかもしれません。それは、実は少し違います。
私自身、学生時代までは人と話すことははっきり言って苦手でした。だから、そこに自信が持てず営業は無理かも……と思う学生さんがいたら、その気持ちはとてもよくわかります。
ですが、振り返ると、僕自身は「人と話すことが苦手だったから」この仕事が向いていたなと思います。なぜかというと、営業マンとは「話す」仕事ではなく、「聞き出す」仕事だと思うからです。
単に商品を勧めて売るだけでなく、そのニーズの先のお客さまの悩みを聞き出す。あるいは、後輩や部下の意見を聞き出すことも必要です。お客さまからも仲間からも「相談されやすい人」でありたいと常に心がけています。
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ミツイでの成長
心を預けやすい
相談しやすい人でいること
もちろん、入社当初からそう思っていたのではありません。話すのが苦手というコンプレックスがあったために、それ以外のことを必死に考えて工夫しました。たとえば身だしなみ、話すスピードや言葉遣い。何かをやるとき人より丁寧に……。そういった、言葉以外での“誠実さ“を大切にしてきました。
そうやって取引先のサロンさまと一軒一軒向き合う中で、お客さまに「ありがとう」と言ってもらう喜びを知っていきました。その喜びが、次第に人と話すこと、コミュニケーションの楽しさを教えてくれたのだと思います。
そんな私も今や入社13年目。ミツイでは営業目標を個人ではなくチームで追うユニット制という仕組みがあります。そのユニットリーダーも6年務めていて、チーム社員のフォローや、サロンさまへのより密な課題解決を担っています。
社員に対しては、話しやすい雰囲気が出るように、いい意味で上席だと気負わない身近な関係を意識しています。一言で言うと、いじられキャラ(笑)。もちろん厳しくするところはビシッと行きますが、話しにくいと萎縮されるくらいなら、それくらいがいいと思っていて。
大阪支社にきて2年目になるのですが、1年目にチーム、2年目に個人で表彰をしていただきました。この成果は僕だけのものじゃなく、チーム全員が売り上げを伸ばせたことを評価してもらえた結果です。 “協働“できた! という達成感と、密なコミュニケーションを取ることができたという手応えを感じています。
実は、こういう部下との向き合い方も、新人時代に名古屋支社の先輩がたがしてくれたことなんですよ。話すのが苦手な私に、接しやすい空気を作ってくれました。
その背中を見て、自分もそうありたい、返したいという思いでいます。
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ミツイで叶えたい夢
「美容ディーラーになりたい」
という人を増やしたい
私には密かな夢があります。それは、息子に「お父さんと同じような仕事がしたい」と思ってもらいたいということ。
正直、「美容ディーラーになりたい」というお子さんや学生さんっていないと思うんですね。価値が顕在化されておらず、美容業界の中でしか知られていないからです。もとより、昨今は物流の発達やDX化により、美容業界の中でも「ディーラーはいらない」とおっしゃる方もいます。美容ディーラーは総合商社と違い、サロンさまと美容室専売メーカーさまだけが取引先。狭い世界なので少々浮世離れしている部分もあり、「いらない」と思う方に価値が伝えきれていない自覚も十分にあるんです。
だからこそ、価値を明確に伝え、こんなに素敵な仕事なんだというのを世の中に伝えたい。そのためには、一番身近で僕の背中を見てくれるはずの息子に認めてもらわなければなって。
僕は美容ディーラーという仕事に誇りを持っていますし、ミツイは美容師さんに必要としていただける会社だという誇りもあります。
そんなミツイで、これからも社員の仲間たちとサロンさまとに、ワクワク・ドキドキを届けられる人間になることが、夢を叶える大切な一歩だと思っています。